本文へ移動
ワインガイド Vinotier マイリスト
ワイン用語辞典

シュール・リーとは?

sur-lie
このページの要点

シュール・リーとは、フランス語で「澱(おり)の上で」という意味で、発酵を終えたワインを、酵母の澱と一緒にしばらく寝かせる造り方です。フランスのミュスカデでは伝統的な表示として決まりがあり、日本では甲州の白ワインでよく使われます。

この記事の目次

澱の上で寝かせる

アルコール発酵が終わると、役目を終えた酵母が沈んで澱になります。ふつうは早めにワインを澱から引き離しますが、シュール・リーではあえて澱と一緒に置いておきます。INAO(フランス国立原産地名称研究所)は、空気に触れさせずに長く寝かせるこの方法が、香りを育て、口当たりにふくらみを与えると説明しています。

ミュスカデでの決まり

ロワール川の河口に近いミュスカデでは、「sur lie」はラベルに書ける伝統的な表示です。INAOの説明では、収穫の翌年まで細かな澱の上で寝かせ、その醸造所で瓶に詰めたワインだけが名乗れます。

甲州のシュール・リー

日本では、山梨の甲州でこの手法を取り入れた白が多く造られ、ラベルにも「シュール・リー」と書かれます。すっきりした甲州に、旨みとふくらみを足す造り方として広まりました。澱そのものについては澱(おり)へ。

よくある質問

日本ワインの「シュール・リー」にも決まりはある?
日本の表示ルールに、シュール・リーの期間などを定めた項目はありません。造り手ごとの判断で、甲州などの白に使われています。期間や方法は造り手の説明で確かめてください。

出典・確認日

2件

定義は、上の公的機関・業界団体などの説明をもとに編集部がまとめたものです。

最終更新: 2026-11-04 / 編集: Vinotier編集部