ヨーロッパの畑を襲った害虫
ブルゴーニュワイン委員会の用語集は、フィロキセラを「アメリカ由来のアブラムシで、ヨーロッパ系のぶどうの根を襲い、19世紀後半からフランスのぶどう畑を荒廃させた」と説明しています。根に寄生して樹を弱らせ、やがて枯らしてしまいます。
接ぎ木という答え
解決策になったのは、フィロキセラに強いアメリカ系のぶどうを根の部分(台木)にし、その上にヨーロッパ系の品種を接ぐ方法でした。今では世界の多くのぶどう畑が、この接ぎ木の苗で植えられています。
今も続く対策
カリフォルニア大学のUC IPMは、抵抗力のある台木に植えることと、砂地に植えることを、フィロキセラへの確かな対策として挙げています。砂地や一部の産地では、接ぎ木をしない「自根」のぶどうが残っていることもあります。