単一畑 コトー・ド・ヴェルノンは、北ローヌのコンドリュー村の中心にある斜面ヴェルノンのヴィオニエ100%で造られる辛口の白です。1940年に初めて造られたドメーヌ最初のキュヴェで、樹齢50〜80年の古樹を手で世話し、大樽と樽で15か月熟成させます。公式は飲み頃を3〜20年としています。
- ヴィオニエ100%
- 花崗岩の急斜面
- 古樹
- 辛口
- 熟成もできる白
この記事の目次
どんなワインか
コトー・ド・ヴェルノンは、北ローヌのコンドリュー村に本拠を置くドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネの看板の白です。公式によると、ドメーヌは1937年から1953年にかけてフランシス・ヴェルネが興し、最初の樹をこのヴェルノンの斜面に植えました。1940年に出した最初のキュヴェが、いまも続くコトー・ド・ヴェルノンです。
1953年に跡を継いだ息子のジョルジュは、戦後に放棄されていた急な花崗岩の斜面を切り開き、ヴィオニエを植え直しました。公式は、彼がヴィオニエという品種を救った人として世界的に知られ、「コンドリューの法王」と呼ばれたと紹介しています。1996年からは娘のクリスティーヌ・ヴェルネが率い、2020年には孫のエマも加わりました。ドメーヌの畑は24ヘクタールで、うちコンドリューが10ヘクタールです。
公式は、ヴェルノンを「ヴィオニエの揺りかご」とされる場所で、コンドリューで最も古い樹の一部が植わり、品種のクローンのもとにもなった斜面だと説明しています。1990年代の終わりにヴェルノンの土地が売りに出た際、クリスティーヌが一帯を手に入れました。
畑と造り
区画ヴェルノンは村の中心にあり、土壌は黒雲母を含む花崗岩です。斜面が急なため機械は入れず、つるはしとウインチで手入れします。樹齢は平均50〜80年、1ヘクタールあたり1万本の密植です。栽培はEcocertの有機認証を受け、ビオディナミの調合剤も使います。
ぶどうは20キロの小箱に手で摘み、房のまま直接搾ります。低温で静かに澱を沈めてから、細かい澱とともに発酵。熟成は15か月で、15ヘクトリットルの大樽と、新樽を10%に抑えた小樽を使います。公式は、黄色い果実や柑橘、白い花に、きれいな苦みと酸が重なるワインと紹介しています。
飲み頃と楽しみ方
公式は、飲み頃を3〜20年としています。冷やしすぎず、大きめのグラスで香りの広がりを待ちたい一本です。白身魚のクリーム煮や、鶏や仔牛を使った料理と合わせる夜に。
コンドリューに囲まれた単独のアペラシオンならシャトー・グリエ、品種の基本はヴィオニエのページにまとめています。
※樹齢・熟成の条件は公式技術資料の記載時点の情報です。
ジョルジュ・ヴェルネ コンドリュー コトー・ド・ヴェルノンの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ジョルジュ・ヴェルネ コンドリュー コトー・ド・ヴェルノンの
ワイン情報
| 名称 | ジョルジュ・ヴェルネ コンドリュー コトー・ド・ヴェルノンDomaine Georges Vernay Condrieu Coteau de Vernon |
| 生産者 | ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネ(クリスティーヌ・ヴェルネ) |
| 位置づけ | 単一畑 |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | フランス/ローヌ/北ローヌ(コンドリュー) |
| 原産地呼称 | AOCコンドリュー |
| 主な品種 | ヴィオニエ |
| 初ヴィンテージ | 1940年。ドメーヌ最初のキュヴェとして、創業者フランシス・ヴェルネが造った(公式) |
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| 畑 | 区画名ヴェルノン。コンドリュー村の中心にあり、黒雲母花崗岩の上。斜面が急で機械は入れず、つるはしとウインチで手入れする(公式技術資料) |
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| 樹齢と密度 | 平均樹齢50〜80年。1haあたり1万本の密植。ギュイヨ・サンプルで仕立てる(公式技術資料) |
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| 栽培 | Ecocertの有機認証。ビオディナミの調合剤も使う(公式技術資料) |
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| 造り | 20kgの小箱に手摘みし、房ごと直接圧搾。低温で静置して澱を沈め、細かい澱とともに発酵(公式技術資料) |
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| 熟成 | 15か月。シュトッキンガーの15hlの大樽と小樽(新樽10%)で(公式技術資料) |
| 飲み頃の温度 | 10〜12℃前後(コクのある白の一般的な目安。冷やしすぎない) |
| グラス | 白ワイン用の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式技術資料は収穫から3〜20年を飲み頃としている |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
なぜジョルジュ・ヴェルネは「コンドリューの法王」と呼ばれるのですか?
公式によると、戦後に放棄されていたコンドリューの急斜面を、ジョルジュ・ヴェルネが1953年から切り開いてヴィオニエを植え直しました。この働きでヴィオニエという品種を救ったとして世界的に知られ、多くの造り手を後押ししたことから「コンドリューの法王」と呼ばれています。コンドリューの市場の広場には、いま彼の名が付いています。
同じドメーヌのほかのコンドリューとは何が違いますか?
ドメーヌはコンドリューを3種類造っています。公式によると、1940年に始まった「コトー・ド・ヴェルノン」がドメーヌの中心で、1992年にジョルジュが造った「レ・シャイエ・ド・ランフェール」、1998年にクリスティーヌが造った「レ・テラス・ド・ランピール」が続きます。テラス・ド・ランピールは若いうちに楽しむ果実の白と紹介されています。
出典・確認日
6件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-30 / 編集: Vinotier編集部