段々畑のぶどうを合わせる定番のグリューナー・ヴェルトリーナー フェーダーシュピール テラッセンは、ドナウ川沿いのヴァッハウで、石垣の段々畑(テラッセン)から手摘みしたグリューナー・ヴェルトリーナーを合わせて造る辛口の白です。ステンレスタンクで発酵させ、細かな澱とともに熟成させます。生産者は「食卓でこれほど使いやすいワインはない」と紹介し、胡椒を思わせる風味と引き締まった酸を持ち味に挙げています。
- グリューナー・ヴェルトリーナー
- 白胡椒と青りんご
- 段々畑
- 辛口
この記事の目次
どんなワインか
ドメーヌ・ヴァッハウ グリューナー・ヴェルトリーナー フェーダーシュピール テラッセンは、オーストリアを代表する白品種グリューナー・ヴェルトリーナーで造る辛口の白です。生産者は「食卓でこれほど使いやすいワインはない」と紹介し、ヴァッハウのグリューナーの基準になる一本と位置づけています。国内でも酒販店や通販で広く扱われ、平日の夜に揚げ物やハーブの効いた料理と開ける白として選びやすいワインです。
ドメーヌ・ヴァッハウは、ドナウ川沿いの町デュルンシュタインにあるワイナリーです。公式によると、ぶどう栽培農家とともに歩む協同組合のかたちをとり、マスター・オブ・ワインのローマン・ホルヴァートと醸造家ハインツ・フリッシェングルーバーが率いています。有機栽培の畑は160ヘクタールを超え、農家1軒あたりの畑は平均2ヘクタール未満と小さく、多くを手作業で手入れしています。アッハライテンやケラーベルクなど、ヴァッハウの名だたる単一畑すべてに区画を持つ唯一のワイナリーだと説明しています。
畑と造り
「テラッセン」は段々畑の意味です。ぶどうは、ヴァッハウの谷じゅうに点在する、石垣を積んだ急斜面の畑から手摘みで集めます。公式の資料によると、畑では殺虫剤や除草剤を使わず、有機の方向へ進む栽培を続けています。
選り分けたぶどうは空気圧式のタンクプレスで搾り、温度を管理して発酵させたあと、ステンレスタンクで細かな澱とともに熟成させます。樽は使いません。2025年の資料ではアルコール12.0%、酸6.5g/L、残糖1.0g/Lで、きっちりとした辛口です。
「フェーダーシュピール」は、ヴァッハウの生産者団体が定める辛口の区分で、軽やかなシュタインフェーダーと力強いスマラクトのあいだに入ります。オーストリアの産地と区分は第24講 オーストリア完全編で紹介しています。
合う料理と飲み方
公式は、青りんごや白胡椒、ほのかなマンゴー、繊細なハーブの香りがあり、ミディアムボディに引き締まった酸、果汁感のある果実、余韻に白いスパイスが残ると説明しています。料理には、カツレツやコルドン・ブルー、ターフェルシュピッツといったオーストリアの料理のほか、サルティンボッカやパエリア、チーズ、ベトナムの生春巻きを挙げています。とんかつや揚げ物、香草をたっぷり使ったアジアの料理にも合わせやすい一本です。生産者の言うとおり、よく冷やして注ぐのが基本です。
ドメーヌ・ヴァッハウ グリューナー・ヴェルトリーナー フェーダーシュピール テラッセンの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドメーヌ・ヴァッハウ グリューナー・ヴェルトリーナー フェーダーシュピール テラッセンの
ヴィンテージ
| 2025 | 公式資料によると、穏やかで乾いた年明けのあと、5月に一部で霜と雹の被害があった。6月は暑く、7月は涼しく雨がち、8月は好天。9月の晩夏の天気と涼しい夜が最後の成熟を助け、雨で何度も中断した収穫は選り分けながらの手摘みで乗り切った。涼やかな新鮮さと精密な骨格の年と説明している。 |
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| 2023 | 公式資料によると、とても穏やかで乾いた冬と涼しい春で土に水分が蓄えられ、暑い夏を支えた。何度か雹が通ったが、9月の高温による熟度を10月の涼しい夜が補い、熟した健全なぶどうを収穫。丸みのある質感と、果汁感のある香りの年と説明している。 |
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ドメーヌ・ヴァッハウ グリューナー・ヴェルトリーナー フェーダーシュピール テラッセンの
ドメーヌ・ヴァッハウ グリューナー・ヴェルトリーナー フェーダーシュピール テラッセンのワイン情報
| 名称 | ドメーヌ・ヴァッハウ グリューナー・ヴェルトリーナー フェーダーシュピール テラッセンDomäne Wachau Grüner Veltliner Federspiel Terrassen |
| 生産者 | ドメーヌ・ヴァッハウ(ドメーネ・ヴァッハウ) |
| 位置づけ | 段々畑のぶどうを合わせる定番のグリューナー・ヴェルトリーナー |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | オーストリア/ヴァッハウ(デュルンシュタイン) |
| 原産地呼称 | ヴァッハウ |
| 格付け | ヴィネア・ヴァッハウの「フェーダーシュピール」(中間の重さの辛口の区分) |
| 主な品種 | グリューナー・ヴェルトリーナー |
| 畑 | ヴァッハウの谷じゅうに点在する、石垣を積んだ急斜面の段々畑。ぶどうは手摘み。殺虫剤と除草剤を使わず、持続可能な、そして有機の方向へ進む栽培(公式の2025年資料) |
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| 造り | ぶどうを選り分けて空気圧式のタンクプレスで搾り、温度を管理して発酵。ステンレスタンクで細かな澱とともに熟成(公式の2025年資料) |
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| 分析値 | アルコール12.0%、酸6.5g/L、残糖1.0g/L(公式の2025年資料) |
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| 名前の由来 | 「フェーダーシュピール」は中世の貴族に好まれた鷹狩りの用語に由来し、ハヤブサがこの辛口の白の優美さを表すと生産者は説明している(公式) |
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| ボトル | 375ml・750ml・1.5Lの3サイズ(公式) |
| 飲み頃の温度 | 8〜10℃(生産者は「よく冷やして」としている) |
| グラス | 白ワイン用の中ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 買ってすぐ、若いうちに楽しめる(公式は熟成の目安を示していない) |
| 価格帯の目安 | 〜3,000円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
ドメーヌ・ヴァッハウ グリューナー・ヴェルトリーナー フェーダーシュピール テラッセンのよくある質問
「フェーダーシュピール」とは何ですか?
ヴァッハウの生産者団体ヴィネア・ヴァッハウが定める辛口の区分のひとつで、軽やかな「シュタインフェーダー」と、最も力強い「スマラクト」のあいだに位置します。生産者によると、名前は中世の貴族が楽しんだ鷹狩りの用語に由来し、ハヤブサがこの辛口の白の優美さを表しています。
どんな料理に合いますか?
生産者は、カツレツ(シュニッツェル)やコルドン・ブルー、ゆでた牛肉のターフェルシュピッツといったオーストリアの料理、サルティンボッカやパエリア、さまざまなチーズ、ベトナムの生春巻きを挙げています。揚げ物やハーブを使った料理と合わせやすい一本です。
出典・確認日
5件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-31 / 編集: Vinotier編集部