特別キュヴェ(代表銘柄) マヤは、ナパ・ヴァレーのダラ・ヴァレ・ヴィンヤーズの特別キュヴェです。創業者夫妻の娘マヤの誕生の年に植えた「マヤの畑」のカベルネ・ソーヴィニヨンに、たっぷりのカベルネ・フランを合わせて造り、初ヴィンテージは1988年です。
- カベルネ・フランの多いブレンド
- 凝縮感
- しなやかなタンニン
- 長期熟成型
この記事の目次
どんなワインか
マヤは、ナパ・ヴァレーのオークヴィルにあるダラ・ヴァレ・ヴィンヤーズの特別キュヴェです。公式によると、1988年の初ヴィンテージから一貫して、ワインと同じ名を持つ「マヤの畑」のカベルネ・ソーヴィニヨンに、たっぷりのカベルネ・フランを合わせて造られています。公式は、マヤの畑のカベルネ・ソーヴィニヨンの個性と、カベルネ・フランの明るい気品をともに映すブレンドと説明しています。
ワイナリーの始まりは1980年代初めです。イタリア生まれの実業家グスタフ・ダラ・ヴァレと妻のナオコは、当初は一流のホテルとレストランを開く夢を抱いてナパ・ヴァレーを訪れましたが、オークヴィルの東側の丘陵で、鉄分の多い火山性土壌の土地に出会い、そこを住まいに決めました。1986年、20エーカーの丘陵の畑でダラ・ヴァレ・ヴィンヤーズを創業。翌年、娘のマヤが生まれた年に、5エーカーのカベルネ・ソーヴィニヨンの区画を植えます。これがのちに「マヤの畑」と呼ばれる区画です。
畑と造り
公式によると、畑は約400万年前の地滑りでできた西向きの台地にあり、斜面の向きが場所ごとに異なるため、18の区画がそれぞれ違う日の当たり方をします。土壌は鉄分の多い火山性土壌に粘土と古い石が混じり、畑全体はカベルネ・ソーヴィニヨン68%、カベルネ・フラン30%、プティ・ヴェルド2%で植えられています。栽培はビオディナミの考え方に沿い、区画ごとに管理しています。
品種の比率は年ごとに変わります。公式の技術資料では、2020年がカベルネ・ソーヴィニヨン60%・カベルネ・フラン40%、2023年が67%・33%です。2023年は改装したワイナリーで初めて仕込んだ年で、新樽75%のフランス産オーク樽とアンフォラで23か月熟成させたと記されています。グスタフは1990年代半ばに亡くなり、今はナオコとマヤの母娘が、畑の管理者エドガー・アルファロとともにワイナリーを率いています。
飲み頃と楽しみ方
公式は2023年について、濃縮感と繊細さのまれな均衡を備え、時間とともに美しく変化していく長命なワインと説明しています。具体的な飲み頃の年は示されていませんが、大ぶりのグラスで時間をかけて開かせるのがよいでしょう。カベルネ・フランという品種については品種:カベルネ・フランで、オークヴィルの銘醸畑は銘醸図鑑:ナパ・オークヴィルで紹介しています。
※品種の比率・価格はヴィンテージや時期により変わります。公式サイトでは購入リスト(メーリングリスト)への登録を案内しています。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
ダラ・ヴァレ マヤの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ダラ・ヴァレ マヤの
ヴィンテージ
| 2023 | 公式の技術資料によると、改装したワイナリーで初めて仕込んだ年。収穫は10月3〜6日。カベルネ・ソーヴィニヨン67%、カベルネ・フラン33%で、新樽75%のフランス産オーク樽とアンフォラで23か月熟成。 |
|---|
| 2020 | 公式の技術資料によると、乾いた暖かな春で萌芽が早く、8月に成熟が進んで収穫も早まった年。カベルネ・ソーヴィニヨン60%、カベルネ・フラン40%の「クラシックなマヤのブレンド」と説明している。 |
|---|
ダラ・ヴァレ マヤの
ワイン情報
| 名称 | ダラ・ヴァレ マヤDalla Valle Vineyards Maya |
| 生産者 | ダラ・ヴァレ・ヴィンヤーズ |
| 位置づけ | 特別キュヴェ(代表銘柄) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | アメリカ/カリフォルニア/ナパ・ヴァレー(オークヴィルの東側の丘陵) |
| 原産地呼称 | ナパ・ヴァレー |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン |
| ワイナリー | 1986年、グスタフとナオコのダラ・ヴァレ夫妻が、オークヴィルの東側の丘陵の20エーカー(約8ha)で創業(公式) |
|---|
| 名前と畑 | 翌年、娘マヤが生まれた年に、5エーカーのカベルネ・ソーヴィニヨンの区画を植え、のちに「マヤの畑」と呼ばれるようになった(公式) |
|---|
| 初ヴィンテージ | 1988年(公式) |
|---|
| 畑全体 | 地滑りでできた西向きの台地に、鉄分の多い火山性土壌。18の区画を個別に管理し、ビオディナミの考え方に沿って栽培。植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン68%、カベルネ・フラン30%、プティ・ヴェルド2%(公式) |
|---|
| 造り手 | 現在はナオコとマヤ・ダラ・ヴァレの母娘が率い、畑の管理はエドガー・アルファロ(公式) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(フルボディの赤の一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は2023年について、時間とともに美しく変化していく長命なワインと説明している。具体的な飲み頃の年は確認できなかった |
| 価格帯の目安 | 10万円〜 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
なぜ「マヤ」という名前なのですか?
創業者グスタフとナオコ・ダラ・ヴァレの娘、マヤの名前にちなみます。公式によると、ワイナリー創業の翌年、マヤが生まれた年に夫妻は5エーカーのカベルネ・ソーヴィニヨンの区画を植え、そこが「マヤの畑」と呼ばれるようになりました。そのマヤ本人が、今は母ナオコとともにワイナリーを率いています。
カベルネ・フランが多いのはなぜですか?
公式によると、ナオコとグスタフは、ナパ・ヴァレーでまだカベルネ・フランに注目する人が少なかった頃から、この品種を大切にしてきました。それがダラ・ヴァレの特徴となり、マヤでも「マヤの畑」のカベルネ・ソーヴィニヨンにカベルネ・フランを多めに合わせ、明るさや軽やかさを添えると説明されています。
出典・確認日
7件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-25 / 編集: Vinotier編集部