足りない糖を補う
ワインのアルコールは、ぶどうの糖を酵母が発酵させて生まれます。日照が足りない年や冷涼な産地では、ぶどうの糖が十分にのらないことがあります。そこで発酵前の果汁に糖を加えて、狙うアルコール度数に近づけるのが補糖です。ブルゴーニュワイン委員会の用語集も「潜在アルコールを上げるために果汁に糖を加えること」と定義しています。
甘くするためではない
加えた糖は発酵で消費されるため、ワインが甘くなるわけではありません。甘口ワインは、発酵を途中で止めたり、糖の凝縮したぶどうを使ったりして造ります(辛口・甘口)。
決まりは産地ごとに
補糖を認めるかどうか、どこまで認めるかは、国や産地の決まりで異なります。気候の違いが、そのまま醸造の決まりに表れている部分です。