どんなワイナリー? 五一わいん(林農園)は、1911(明治44)年創業の桔梗ヶ原の老舗。「育たない」とされた欧州系品種メルローの栽培に1950年代から挑み、「桔梗ヶ原メルロー」を切り開いた先駆者です。その苗木と技術が桔梗ヶ原全体へ広がり、長野ワインの礎になりました。
「桔梗ヶ原メルロー」はここから始まった
長野の産地ページで触れた「桔梗ヶ原のメルロー」——その物語の出発点が林農園・五一わいんです。1911(明治44)年に林五一が開園し、「欧州系品種は育たない」とされた桔梗ヶ原で、1950年代初頭からメルローの栽培に挑戦。厳しい凍害と闘いながら木を守り抜き、この地にメルローを定着させました。
一軒の挑戦が、産地を変えた
林農園の苗木と栽培技術は、惜しみなく周辺の造り手へ広がっていきました。その積み重ねの先に、1989年、シャトー・メルシャン「信州桔梗ヶ原メルロー1985」の国際大金賞があります。一軒のワイナリーの挑戦が産地全体の評価を変えた——日本ワイン史でも屈指のドラマです。看板の「桔梗ヶ原メルロ」は、その原点を今に伝える一本。
気取らない売店で
訪問の主役は、家族的な雰囲気の売店。試飲サーバーで有料試飲ができ、声をかければぶどう畑の見学もさせてもらえます。観光施設化されていない、産地の日常に触れられる距離感が魅力です。井筒ワインと合わせて桔梗ヶ原を歩けば、長野ワインの背骨が見えてきます。
よくある質問
五一わいんはどんなワイナリー?
1911年に創業者・林五一が塩尻・桔梗ヶ原に開いた、長野県屈指の老舗ワイナリーです。屋号の「五一」は創業者の名に由来し、今も家族的な雰囲気の売店で試飲が楽しめます。
「桔梗ヶ原メルロー」の先駆者ってどういうこと?
寒さで「欧州系品種は育たない」とされた桔梗ヶ原で、1950年代初頭からメルロー栽培に挑み、凍害と闘いながら定着させたのが林農園です。その苗木と技術が周辺の造り手に広がり、桔梗ヶ原メルローが世界に認められる土台を作りました。
見学や試飲はできる?
売店で声をかければ、ぶどう畑を見学できます(醸造所の見学は要問い合わせ)。売店には試飲サーバーがあり、有料で数種類を試せます。営業日・時間は公式サイトでご確認ください。
最終更新: 2026-06-13 / 監修: Vinotier編集部