シャトー・デスクランの定番のロゼ(ケーヴ・デスクラン) ウィスパリング・エンジェルは、サントロペの北東にあるシャトー・デスクランが、エスクラン渓谷周辺とコート・ド・プロヴァンスの畑のぶどうで造る辛口のロゼです。ぶどうは夜に収穫し、7〜8℃まで冷やしてから搾り、温度管理したステンレスタンクで発酵・熟成させます。公式の温度の目安は8〜12℃です。
この記事の目次
どんなワインか
ウィスパリング・エンジェルは、南フランス・プロヴァンスのシャトー・デスクランが造る辛口のロゼです。生産者は「プロヴァンス・ロゼの世界的な基準」と位置づけており、国内でもモエ ヘネシー ジャパンが輸入し、酒販店や通販で広く扱われています。夏のテラスでの乾杯から、魚介の皿まで一本で通せるロゼです。
シャトー・デスクランは、サントロペの北東、地中海沿いの古い町フレジュスから北西に25キロほどの高台にあります。2006年、ボルドー生まれで、父アレクシス・リシーヌとともにワインの事典の改訂にも携わったサシャ・リシーヌがこのシャトーを手に入れ、「世界最高のロゼ」を目指してウィスパリング・エンジェルを世に出しました。2019年末にはLVMHと戦略的提携を結んでいます。セラーマスターのジャン=クロード・ヌーは創業の2006年から、醸造責任者のベルトラン・レオンは2011年から造りを担っています。
造りと味わい
ぶどうはエスクラン渓谷周辺と、近くのコート・ド・プロヴァンスの選んだ畑から集めます。品種はグルナッシュ、サンソー、ロール(ヴェルメンティーノ)、シラーです。日中の暑さを避けて夜に収穫し、セラーでは光学式の選果機で形や色をそろえます。
軽く破砕したぶどうは、20℃前後から7〜8℃まで一気に冷やしてから、酸化を抑える密閉式のプレスで搾ります。フリーランとプレスの果汁を合わせ、温度管理したステンレスタンクで発酵・熟成させ、発酵中は週2回、澱をかき混ぜます。公式は、淡い色に、豊かでありながらまったくの辛口、なめらかな余韻と説明しています。
公式によると、ブレンドはタンクごとの試飲の記録をもとに、醸造責任者とセラーマスターが決めます。品種の比率はヴィンテージごとに変わりますが、味わいの方向は年が変わっても同じに保つとしています。
合う料理と飲み方
温度は8〜12℃、熟成の目安は1〜2年が公式の説明です。辛口のロゼとして、寿司・刺身やサーモン、中華料理と合わせる楽しみ方があります。
ロゼの造り方と産地は第53講 ロゼワイン完全編、プロヴァンスは第42講 南フランス完全編で紹介しています。
ウィスパリング・エンジェルの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ウィスパリング・エンジェルの
ウィスパリング・エンジェルのワイン情報
| 名称 | ウィスパリング・エンジェルChâteau d'Esclans Whispering Angel |
| 生産者 | シャトー・デスクラン |
| 位置づけ | シャトー・デスクランの定番のロゼ(ケーヴ・デスクラン) |
| 種類 | ロゼ |
| 国・地域 | フランス/南フランス/プロヴァンス(エスクラン渓谷周辺) |
| 原産地呼称 | AOPコート・ド・プロヴァンス |
| 主な品種 | グルナッシュ、サンソー、ロール(ヴェルメンティーノ)、シラー |
| 畑 | エスクラン渓谷周辺とコート・ド・プロヴァンスの選んだ畑のぶどう(公式)。エステートは267ヘクタールで、うち74ヘクタールにAOPコート・ド・プロヴァンス用のぶどうを植える(国内輸入元) |
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| 収穫と選果 | 日中の暑さを避けて夜に収穫。セラーで光学式の選果機にかけ、基準に合うぶどうだけを使う(公式) |
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| 造り | 軽く破砕したあと20℃前後から7〜8℃まで冷やし、酸化を抑える密閉式のプレスで搾る。フリーランとプレスの果汁を合わせ、温度管理したステンレスタンクで発酵・熟成。発酵中は週2回バトナージュ(公式) |
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| 造り手 | セラーマスターのジャン=クロード・ヌーが2006年から、醸造責任者のベルトラン・レオンが2011年から務める(公式) |
| 飲み頃の温度 | 8〜12℃(公式) |
| グラス | 白ワイン用の中ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は1〜2年としている |
| 価格帯の目安 | 〜3,000円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
ウィスパリング・エンジェルのよくある質問
甘口ですか?
辛口です。公式は、口当たりは豊かでありながら「まったくの辛口」で、なめらかな余韻があると説明しています。
熟成させたほうがよいですか?
公式の熟成の目安は1〜2年です。淡い色と爽やかさを楽しむロゼなので、新しいヴィンテージを冷やして開けるのが向いています。温度は8〜12℃が公式の目安です。
出典・確認日
6件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-01 / 編集: Vinotier編集部