単一区画(ジ・エルムズ畑のブロック5) フェルトン・ロード ピノ・ノワール ブロック5は、セントラル・オタゴのバノックバーンにあるジ・エルムズ畑の中心、北向きのゆるい斜面の一区画から造る赤です。区画は1993年の植樹で、畑は有機・ビオディナミで栽培されています。2025年ヴィンテージは野生酵母で発酵させ、フランス産の樽で17か月熟成し、清澄もろ過もせずに瓶詰めされました。
- 単一区画のピノ・ノワール
- 有機・ビオディナミの畑
- 繊細さと骨格
- 熟成向き
この記事の目次
どんなワインか
フェルトン・ロード ピノ・ノワール ブロック5は、ニュージーランド南島のセントラル・オタゴ、バノックバーン地区のフェルトン・ロードが、ひとつの区画のぶどうだけで造る赤ワインです。公式によると、物語は1991年、スチュワート・エルムズがフェルトン・ロードの突き当たりにある北向きの斜面を、セントラル・オタゴで最も温暖で、上質なワインに理想的な土地の一つと見いだしたところから始まりました。ロゴのニレ(エルム)の木も彼にちなみます。
フェルトン・ロードはバノックバーンに4つの畑、計34haを持ち、すべて自社畑のぶどうだけを使います。栽培は有機・ビオディナミで、BioGroとDemeterの認証を受けています。ピノ・ノワールは、4つの畑を合わせた「バノックバーン」のほか、畑ごと、区画ごとのワインが造られており、ブロック5はその区画ごとのワインのひとつです。
畑と造り
ブロック5は、ジ・エルムズ畑の中心、北向きのゆるやかな斜面にある区画で、1993年に植えられました。公式は、土壌が斜面の上下で変わり、重いレス(黄土)とシルト、粘土質の湖底堆積物、角ばった片岩の礫が入り混じると説明しています。芽かきや葉の除去、房の間引き、収穫はすべて手作業です。
2025年ヴィンテージは、ぶどうの25%を房ごと残し、残りは除梗して、ポンプを使わずに重力で発酵槽へ移しました。9〜10日の発酵前の浸漬のあと、野生酵母で発酵させ、手作業の櫂入れは1日に最大2回、果皮と接する期間は計23〜25日です。樽での熟成は17か月(新樽28%、フランス産)、澱引きは2回で、清澄もろ過もせずに2026年8月下旬に瓶詰めされました。
公式は2025年を、モレロ・チェリーとバラの花びらの印象がのびやかに広がり、その下にしっかりした骨格がある一本と紹介し、植樹から30年をこえた樹が落ち着きを見せていると述べています。
飲み頃と楽しみ方
公式はフェルトン・ロードのピノ・ノワール全般について、収穫から4〜10年ほどが飲み頃の中心で、15〜20年たってもよい状態で楽しめるとしています。保管は13℃前後の安定した涼しい場所が理想で、スクリューキャップなので湿度は気にしなくてよいと説明しています。ニュージーランドの産地全体は第17講 ニュージーランド完全編、品種の特徴は品種:ピノ・ノワールで紹介しています。
フェルトン・ロード ピノ・ノワール ブロック5の
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
フェルトン・ロード ピノ・ノワール ブロック5の
ヴィンテージ
| 2025 | 公式によると、9〜10月の豊富な雨で土の水分が戻り、芽吹きは平年より遅め。11月3日に過去20年で最も広い範囲の放射冷却の霜が降りたが、被害は畑の中の一部にとどまり、開花期の穏やかな天候と良い結実で補われた。夏は気温が安定して乾いた日が長く続き、2月末の暖かさのあとは夜を中心に涼しくなって、ゆっくり熟した。 |
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フェルトン・ロード ピノ・ノワール ブロック5の
ワイン情報
| 名称 | フェルトン・ロード ピノ・ノワール ブロック5Felton Road Pinot Noir Block 5, Bannockburn, Central Otago |
| 生産者 | フェルトン・ロード |
| 位置づけ | 単一区画(ジ・エルムズ畑のブロック5) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | ニュージーランド/セントラル・オタゴ/バノックバーン |
| 原産地呼称 | セントラル・オタゴ(バノックバーン) |
| 主な品種 | ピノ・ノワール |
| 畑 | バノックバーンに4つの自社畑、計34ha。ブロック5はジ・エルムズ畑の中心の北向きのゆるい斜面にあり、1993年植樹(公式の2025年資料) |
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| 土壌 | 斜面の上下で変わり、重いレス(黄土)とシルト、粘土質の湖底堆積物、角ばった片岩の礫(公式の2025年資料) |
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| 栽培 | 自社畑100%。有機・ビオディナミ栽培で、BioGroとDemeterの認証(公式) |
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| 醸造 | 2025年は25%を房ごと使い、残りは除梗してポンプを使わず重力で発酵槽へ。9〜10日の発酵前浸漬のあと野生酵母で発酵、果皮との接触は計23〜25日(公式の2025年資料) |
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| 熟成 | 2025年は樽で17か月(新樽28%、フランス産)。澱引き2回、清澄・ろ過なし。2026年8月下旬に瓶詰め(公式の2025年資料) |
| 飲み頃の温度 | 15〜17℃前後(軽〜中程度の赤の一般的な目安) |
| グラス | ブルゴーニュ型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式はピノ・ノワール全般について、収穫から4〜10年ほどが飲み頃の中心で、15〜20年たってもよい状態で楽しめると説明している(ブロック5だけの年数は示していない) |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「ブロック3」とはどう違いますか?
どちらもジ・エルムズ畑の中心にある北向きの斜面の区画ですが、別々に仕込まれる別のワインです。公式の2025年の資料では、ブロック3は石灰質の層がはさまる深いシルトの土壌、ブロック5はレスとシルト、粘土質の湖底堆積物、片岩の礫が斜面の上下で入れ替わる土壌と説明されています。熟成も、2025年はブロック3が13か月、ブロック5が17か月でした(新樽はどちらも28%)。
すぐに飲めますか?
公式はピノ・ノワール全般について、収穫から4〜10年ほどが飲み頃の中心で、熟成による香りは4〜5年ほどから現れ始めると説明しています。若いうちに開けるなら、大きめのグラスで少しずつ温度を上げながら、香りが開くのを待つのがよいでしょう。
出典・確認日
6件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-27 / 編集: Vinotier編集部