プレステージ・キュヴェ(リゼルヴァ) ヴィットリオ・モレッティは、フランチャコルタのベラヴィスタが、創業者の名を冠して造るリゼルヴァです。公式の資料では、造られた年は1984年から2018年までの13ヴィンテージだけ。2018年はシャルドネ60%・ピノ・ノワール40%で、澱とともに72か月熟成させたエクストラ・ブリュットです。
この記事の目次
どんなワインか
ベラヴィスタは、フランチャコルタのエルブスコに本拠を置く造り手です。公式によると、創業者ヴィットリオ・モレッティは子どものころの田園の記憶に導かれてぶどう栽培の道に入り、数ヘクタールの畑と家、小さな醸造所から始めました。1970年代にフランチャコルタが上質なスパークリングワインの産地として生まれ変わったとき、その担い手の一人だったと公式は書いています。
ヴィットリオ・モレッティは、その創業者の名を冠したリゼルヴァです。公式は「最良の土、最良の向き、最良のぶどう、収穫の最良の区分」から選んだブレンドだと説明しています。2018年の技術資料に載る生産年は1984年から2018年までの13ヴィンテージで、毎年造られるワインではありません。
畑と造り
2018年は、32の畑から33のセレクションを選んで組み合わせました。主な畑はブレダ、ロッケッタ、パグッレ、ファヴェント、カゾッテ、カルリーノで、平均樹齢は35年。品種はシャルドネ60%、ピノ・ノワール40%です。収穫は8月23日から9月2日まで手で行いました。
搾るのはフリーランの果汁だけ。公式によると、古い樹のぶどうは小さな白オーク樽で発酵させます。2018年は全体の46%を樽で育て、2019年3月14日にアッサンブラージュ、4月に瓶詰めしました。澱とともに72か月寝かせ、ルミュアージュ(瓶を回して澱を口に集める作業)は手作業です。長い熟成の間、瓶の栓には天然のコルクを使います。澱抜きの際のドサージュは1g/lで、エクストラ・ブリュットに仕上げています。
飲み頃と楽しみ方
フランチャコルタ協会によると、リゼルヴァは澱とともに最低60か月の熟成が決まりで、このワインはそれを上回る72か月です。同じエルブスコのカ・デル・ボスコ アンナマリア・クレメンティと並べると、ドサージュや品種構成の考え方の違いが見えてきます。瓶内二次発酵の仕組みは第13講 スパークリング大全で学べます。
※品種構成やドサージュはヴィンテージによって異なります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。
ベラヴィスタ ヴィットリオ・モレッティの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ベラヴィスタ ヴィットリオ・モレッティの
ヴィンテージ
| 2018 | 技術資料によると、質・量ともに良い収穫の年。2月下旬〜3月初めの厳しい冷え込みで生育は前年より遅れ、4月は雨がなく気温が上昇。6〜7月は不安定で、8月には35℃に達した。収穫は8月23日〜9月2日、アッサンブラージュは2019年3月14日、瓶詰めは2019年4月。 |
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ベラヴィスタ ヴィットリオ・モレッティの
ワイン情報
| 名称 | ベラヴィスタ ヴィットリオ・モレッティBellavista Franciacorta Riserva Vittorio Moretti |
| 生産者 | ベラヴィスタ |
| 位置づけ | プレステージ・キュヴェ(リゼルヴァ) |
| 種類 | スパークリング |
| 国・地域 | イタリア/ロンバルディア/フランチャコルタ(エルブスコ) |
| 原産地呼称 | フランチャコルタDOCG リゼルヴァ |
| 主な品種 | シャルドネ、ピノ・ノワール |
| 造られた年 | 1984・1988・1991・1995・2001・2002・2004・2006・2008・2011・2013・2016・2018(2018年の技術資料) |
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| 品種構成(2018年) | シャルドネ60%・ピノ・ノワール40%(技術資料) |
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| 畑(2018年) | 32の畑から33のセレクション。主な畑はブレダ、ロッケッタ、パグッレ、ファヴェント、カゾッテ、カルリーノで、平均樹齢35年。1ha当たり5,000本(技術資料) |
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| 醸造 | 手摘み。フリーランの果汁だけを使う。古い樹のぶどうは小さな白オーク樽で発酵(公式)。2018年は全体の46%(シャルドネ26%・ピノ・ノワール20%)を樽で育成 |
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| 澱との熟成 | 72か月。ルミュアージュは手作業。長い熟成中の栓には天然コルクを使う(2018年の技術資料・公式) |
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| ドサージュ(2018年) | 1g/l、エクストラ・ブリュット。アルコール12.5%、総酸6.6g/l、pH3.14(技術資料) |
| 飲み頃の温度 | 8〜10℃前後(一般的な目安) |
| グラス | チューリップ型か白ワイン用のグラス |
| 飲み頃の目安 | 長い熟成を経て出荷される。開けてからグラスの中で香りが開くのを待つのも楽しみ方の一つ |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
ヴィットリオ・モレッティは毎年造られていますか?
いいえ。2018年の技術資料に載っている生産年は、1984年から2018年までの13ヴィンテージだけです。2017年は4月下旬の霜で大きな被害を受けた年と資料に書かれており、2018年の前は2016年でした。良い年を選んで造るリゼルヴァといえます。
甘さはどのくらいですか?
2018年はドサージュ1g/l、残糖0.8g/lのエクストラ・ブリュットで、ほとんど甘さを感じない辛口です。ただし年によって仕上げは異なり、販売店の資料では2016年をドサージュ・ゼロとするものもあります。買う前にラベルや輸入元の情報で年ごとの表示を確かめてください。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-21 / 編集: Vinotier編集部