どんなワイナリー? 十勝ワインは、1963年創設の日本初の自治体経営ワイナリー(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)。厳寒の十勝で育つ耐寒品種「清見」「山幸」を独自開発し、中世の古城を思わせる「いけだワイン城」は入場無料で見学できる観光名所です。
ワイン城内の試飲コーナー / “ワインの試飲コーナー (6362032669)” by shinji_w, CC BY 2.0 町を救うために生まれたワイナリー
十勝ワインの始まりは、1963年。地震と冷害で疲弊した池田町が、町おこしとして自らワイン造りに乗り出しました——日本初の自治体経営ワイナリーの誕生です。「ワインで町を立て直す」という大胆な賭けは、60年を経て、町の誇りそのものになりました。
厳寒が生んだ独自品種「山幸」
十勝の冬は氷点下20度にもなる、ぶどうにとって過酷の極み。池田町は品種改良で立ち向かい、「清見」、そして清見と山ぶどうを交配した「山幸(やまさち)」を生み出しました。野性味のある酸をたたえた山幸は、ヨーロッパの真似ではない「北海道にしか造れない赤」として、国際的な品種登録も果たしています。
入場無料の「ワイン城」
拠点の「いけだワイン城」は、中世欧州の古城を思わせる建物で、入場無料・自由見学。地下熟成室やブランデー蒸留室を覗き、有料試飲で山幸を確かめ、最上階のレストランで十勝牛と合わせる——一日楽しめる観光拠点です。ふらのワインと並ぶ「自治体ワイナリー」の雄、道東旅の目的地にどうぞ。
よくある質問
十勝ワインはなぜ「日本初の自治体経営」?
1963年、十勝沖地震や冷害で疲弊した池田町が、町おこしとして自らぶどう栽培とワイン造りに乗り出したからです。地方公営企業としてのワイナリーは日本初で、今も町が運営しています。
山幸(やまさち)とはどんな品種?
池田町が「清見」と自生の山ぶどうを交配して開発した耐寒性の黒ぶどうです。野性味のある酸と風味が個性で、十勝ワインの看板品種。国際ブドウ・ワイン機構(OIV)にも品種登録されています。
ワイン城は予約なしで入れる?
入れます。入場無料で、地下熟成室などを自由に見学できます。無料のガイドツアーや有料試飲コーナー、ショップ、レストランも揃った観光拠点です。
最終更新: 2026-06-13 / 監修: Vinotier編集部