ひとことで言うと マロラクティック発酵(MLF)とは、ワイン中のシャープなリンゴ酸を、まろやかな乳酸に変える二次的な発酵です。「乳酸発酵」とも呼ばれ、多くの赤や一部の白で行われ、口当たりを柔らかくします。
酸の「種類」を変える発酵
ワインづくりには2つの発酵があります。ひとつは糖をアルコールに変えるアルコール発酵。もうひとつが、そのあとに起こる**マロラクティック発酵(MLF)**です。
リンゴ酸 → 乳酸
MLFは、青リンゴのようにシャープなリンゴ酸を、ヨーグルトのようにまろやかな乳酸へと変えます。乳酸菌の働きによるもので、結果としてワインの口当たりが柔らかくなり、クリーミーな風味が加わります。
行う・行わないの選択
ほぼすべての赤ワインでMLFは行われます。一方、白は造り手の狙い次第。樽シャルドネのようにふくよかさを求める場合は行い、リースリングのようにシャープな酸を残したい場合は、あえて抑えることもあります。
よくある質問
マロラクティック発酵をすると何が変わる?
酸がまろやかになり、口当たりが柔らかくなります。バターやヨーグルトのようなクリーミーな風味が生まれることもあります。
すべてのワインで行う?
いいえ。ほぼすべての赤で行う一方、白は狙い次第です。シャープさを残したいリースリングなどではあえて行わないことも多くあります。
アルコール発酵とは別もの?
別物です。アルコール発酵(糖からアルコール)の後に起こる、酸の種類を変える発酵で、乳酸菌が担います。
最終更新: 2026-06-04 / 監修: Vinotier編集部